こんな悩みや疑問はありませんか?
- 退職が決まったあとでも取り消せるの?
- 退職を撤回するとどのような末路をたどるの?
- 退職を撤回するメリットはあるの?
本記事ではこのような悩みを解決できます。
本記事の要点
本記事の執筆者
さっこー(@sakko1878)
上司に退職の意思を伝えたものの、胸の内では「やっぱり辞めたくない」と後悔することもありますよね。
「転職先を探していると今の会社が相当恵まれているとわかった」ということも起こりがちです。
しかし、退職が決定したあとに退職を取り消してもらえるのか、撤回したら何が起きるのか気になるでしょう。
本記事では、退職決定後の「やっぱり辞めたくない」という思いが生まれたときに撤回できるのかを紹介しています。
撤回した場合のメリットや末路も紹介しているので、今の会社に戻るかどうか悩む人も確認してみましょう。
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【結論】退職決定後に「やっぱり辞めたくない」は問題ない
まず、退職が決まったあとに撤回しても問題ありません。
上司に「やっぱり退職したくありません」と伝えて了承を得れば、今の会社で引き続き働けます。
「本当に退職の撤回を受け入れてくれるの?」と思いがちですが、好意的に承認されるケースもあります。
新しい人を雇うと採用&育成コストがかかりますが、退職を撤回したい人なら余計なコストが発生しません。
会社にとって必要な人材と認められていれば、スムーズに退職の撤回を受け入れてくれます。
しかし、退職を撤回してノーリスクで済むわけではありません。
撤回すると悲惨な末路を歩むこともあります。
\デメリットも多い/
さらに、退職を撤回できないケースもあります。
今の会社を辞めたくない場合、まずは退職を取り消せるのか確認しましょう。
退職決定後に「やっぱり辞めたくない」と撤回できるケース
「やっぱり辞めたくない」と思った場合に撤回できるケースを合意退職と自主退職に分けて紹介します。
- 合意退職:従業員と会社が両者合意したうえで労働契約を解消
- 自主退職:社員自らが退職を申し出て労働契約を解消
合意退職で撤回できるケース
合意退職だと会社が退職を承認する前なら撤回できます。
会社側で退職が承認されると「やっぱり辞めたくない」と伝えても手遅れです。
合意退職の場合、いつ退職が承認されるのかわかりません。
「退職撤回を伝えたいけど勇気がなくて時間だけが過ぎてしまった」という場合、手遅れになる可能性があります。
本当に退職を撤回したいなら、明日にでも伝えるのがおすすめです。
自主退職で撤回できるケース
自主退職だと退職届が受理されるまでだと撤回できる可能性が高いです。
自分から退職の意思を伝える自主退職は、企業側の承認が必要ありません。
退職届が受理された時点で正式に退職が決まります。
つまり、退職届が受理されていない限り、退職をキャンセルできます。
なお「転職したい」「結婚で辞める」という場合は自主退職です。
退職決定後に「やっぱり辞めたくない」と伝える場合の手順
退職を撤回する方法は以下のとおりです。
退職を撤回する手順
- 1.退職撤回通知書を用意する
- 2.上司に退職の撤回を申し出る
- 3.職場の全員に退職の撤回を伝える
退職の撤回を考えている人は以下の流れで手続きを進めましょう。
流れ1.退職撤回通知書を用意する
退職を撤回したい場合、まずは退職撤回通知書を用意しましょう。
退職撤回通知書とは文字通り、退職を撤回したことを通知する書類のことです。
口頭で退職を伝えると「言った・言っていない」というトラブルが起きるため、書類があれば防げます。
退職撤回通知書は以下のように記入しましょう。
特に書き方は決まっていませんが、退職の意思を撤回したいことは記載しましょう。
流れ2.上司に退職の撤回を申し出る
退職撤回通知書を準備したら、直属の上司に提出しましょう。
通知書の提出は昼休みや就業後などの上司が忙しくない時間帯を狙うのがおすすめです。
また、通知書を提出するときは退職の撤回理由も伝えましょう。
さらに、今後の仕事に対する思いや待遇などについても伝えておくと安心です。
流れ3.職場の全員に退職の撤回を伝える
定式に退職の撤回が承諾された場合、職場の同僚や関係する部署にも撤回の事実を報告しましょう。
仕事に対する動揺を避けるためにも、透明性のあるコミュニケーションを心がけることが大切です。
退職撤回を伝えるときは、迷惑をかけたことや今後もよろしくお願いしますといった言葉を添えると印象がよくなります。
ちなみに退職の話が上司以外に伝わっていない段階では、ほかの従業員に伝える必要はありません。
上層部内だけで退職の話が進んでいる場合は、退職の撤回が承諾された段階で交渉完了です。
退職決定後に「やっぱり辞めたくない」と撤回するメリット4つ
退職を撤回すると以下のメリットがあります。
退職を撤回するメリット
- 仕事を覚え直す必要がない
- 人間関係がリセットされない
- 一度職場を離れると見方が変わる
- 退職の準備を進めずに済む
それぞれのメリットを詳しく紹介します。
メリット1.仕事を覚え直す必要がない
退職を撤回すると仕事を覚え直さずに済みます。
新しい職場だとイチから仕事内容を覚え直す必要がありますよね。
以前と同じ業界でも会社によってやり方が異なります。
特に今の会社で働き慣れている人だと、新しいことを覚え直すのは大変です。
その点、今の会社で働き続けるなら新しく業務を覚える必要がありません。
スムーズに働けるので精神的にも楽です。
メリット2.人間関係がリセットされない
退職を撤回すると今まで築いてきた人間関係を維持できます。
転職といえば人間関係が不安材料ですよね。
「人間関係が嫌で転職したのに前の会社よりも雰囲気が悪い」ということもありがちです。
一方で、今の会社に残るなら人間関係がリセットされません。
お互いのやり方や性格を理解しているので働きやすいです。
しかし、会社の人間関係が悪い場合、また人間関係で悩むことになります。
人間関係はすぐに改善されない要素なので、退職の撤回はおすすめしません。
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メリット3.一度職場を離れると見方が変わる
一度退職を考えて他社と比較した場合、以下のことが判明するケースもあります。
- 他社と比べると残業が少ない
- 年間休日数が多い
- 同一業界内で今の会社は給料が良い
退職を機に他社の求人情報を見る機会も増えるでしょう。
他社と比較していると「今の会社って相当恵まれているのかも」と思う可能性もあります。
また、職場を離れて客観的に見ることで仕事に対するやりがいや、企業としての将来性を新鮮な視点で再認識できます。
「冷静に考えると今の仕事は楽しい」と見つめ直せ、退職を撤回したあとはイキイキと働けるでしょう。
メリット4.退職の準備を進めずに済む
退職を撤回すれば以下の準備がすべて不要です。
- 退職届の作成
- 職場の整理整頓
- あいさつ回り
- 業務の引き継ぎ
- 年金や健康保険の切り替え
- 履歴書の作成や面接対策などの転職活動関連
退職はさまざまな手続きや作業を伴いますが、撤回すれば何もする必要がありません。
退職決定後に「やっぱり辞めたくない」と撤回した場合の末路5つ
退職を撤回する末路は以下のとおりです。
退職を撤回した末路
- 退職撤回はやっぱり恥ずかしい
- 周りの目が冷たくなる
- 昇進しづらくなる可能性がある
- 再びモチベーションの低下が起きる可能性もある
- 次辞めたくなったときに退職を言い出しづらくなる
5つの末路を詳しく見ていきますね。
末路1.退職撤回はやっぱり恥ずかしい
退職が決まったあとに「やっぱり辞めたくない」と撤回するのは恥ずかしいです。
- 周りの人から「やっぱり辞めたかったんだ」と思われる
- 決断力や意志が弱いと思われる
- 「そこまでして今の会社に残りたいのか」と思われる
一度は退職を決意したことで、自分の判断や職場での信頼に疑いを持たれることになり、社内での立場は微妙なものになりかねません。
退職を撤回する心境は人によって異なりますが、少なからず恥ずかしさを感じるので覚悟しましょう。
末路2.周りの目が冷たくなる
退職を撤回すると自分が恥ずかしいだけでなく、上司や同僚の目が冷ややかになる可能性もあります。
- 退職撤回を裏切りと捉える人がいる
- 退職撤回を甘えと捉える人がいる
「裏切り者」「自分に甘い」と思われている中で働くのは大変です。
特にチームワークが大切な仕事をしていると働きづらいと感じるかもしれません。
仮に人間関係が悪化すると「やっぱり退職を撤回しなければよかった」と後悔します。
中には退職を撤回して喜ぶ人もいますが、誰かからマイナスに思われる可能性もゼロではありません。
退職の撤回は誰にとっても幸せな選択ではないことを覚えておきましょう。
末路3.昇進しづらくなる可能性がある
退職を撤回した場合、自分のキャリアに対して否定的な影響が及ぶケースが考えられます。
たとえば、退職の撤回によって判断力や意志の固さが疑われ、重要なプロジェクトへ参加できなくなる可能性があります。
ほかにも「過去に退職して裏切ろうとしたことがあるから」という理由で、昇進できないかもしれません。
退職を撤回すると今後の活動が評価されにくくなる可能性は十分にあります。
「会社の給料が良いから退職を撤回した」という場合、思うように給料が上がらなくて後悔する可能性が高いです。
退職の撤回を考えている場合は、会社からの評価も考慮しましょう。
末路4.再びモチベーションの低下が起きる可能性もある
「やっぱり辞めたくない」と退職を撤回する場合、退職を決めた理由が未解決であることが多いです。
人間関係の問題や労働条件の不満、やりがいの欠如など、原因が残っている可能性があります。
たとえば、残業の多さが嫌で退職を決意したとしましょう。
今の会社に魅力を感じて「やっぱり辞めたくない」と撤回しても、残業の多さが解消されるわけではありません。
しばらく働いているうちに「残業が多すぎて辞めたい」と再び感じる可能性が高いです。
辞めたいと感じた問題が解決されなければ、再びモチベーションが低下して、職場での活動がつらくなります。
会社が抱えている問題がすぐに解決しない場合、そのまま退職して別の職場を探したほうが良いです。
末路5.次辞めたくなったときに退職を言い出しづらくなる
退職を撤回すると、次に辞めたくなったときに気まずくなりがちです。
たとえば、退職を撤回してから1か月後にまた辞めたくなったとしましょう。
上司に退職の意思を伝えると「また辞めたいといっているのか」と怒られる可能性が高いです。
場合によっては「また退職を撤回するのだろう」と疑われ、退職を反対されます。
退職の撤回を検討する場合、先のことまで見据えることが大切です。
「本当に今の会社に残っても辞めたくならないのか」を真剣に考えて決断しましょう。
退職決定後に「やっぱり辞めたくない」と悩んだときに考えるべきこと
退職を撤回する前に以下のポイントを確認しましょう。
退職を撤回するか悩む場合のポイント
- 本当に今の職場がベストなのか
- 現職場の何が嫌で辞めたいと思ったのか
- 出戻りした場合の末路を許容できるか
3つのポイントを順番に紹介します。
ポイント1.本当に今の職場がベストなのか
退職を撤回するか悩む場合、まず考えるべきは「本当に今の職場がベストなのか」です。
具体的には以下のことについて考えましょう。
- キャリアやスキルを活かせる環境か
- 労働条件が良いか
- 人間関係が良いか
- 職場に将来性があるか
- 自己の価値観に合っているか
上記のポイントをひとつずつ確認することが大切です。
すべてをチェックして、今の会社に残るメリットが多いのであれば、退職を撤回しましょう。
逆に、会社に残るメリットが少ない場合は、そのまま退職してより良い環境の職場を探したほうが良いです。
ポイント2.現職場の何が嫌で辞めたいと思ったのか
退職の撤回を決めるときは「そもそもなぜ辞めたいと思ったのか」を振り返りましょう。
辞めたいと感じる理由は人それぞれですが、以下の理由が一般的です。
- 仕事内容が合わない
- 職場の雰囲気がよくない
- 苦手な上司がいる
- ハラスメントを受けている
- 給与や待遇に不満がある
- 将来のキャリアに不安がある
- 家族や健康上の理由で働けなくなった
業務内容に不満があったのか、待遇面での問題はなかったのか、人間関係や上司とのトラブルが原因だったのかを明確にしましょう。
また、その問題が改善される可能性があるかどうかも重要です。
たとえば、人間関係や業務内容はすぐに解決できません。
一方で、給与に関しては交渉次第で解決する可能性があります。
今の会社で働き続けても問題が解決されない場合は、そのまま退職しましょう。
ポイント3.出戻りした場合の末路を許容できるか
退職を撤回した場合、当初の評価や待遇に変化が生じる可能性があります。
働く環境が以前と変わらない保証はありません。
さらに、人事評価や職務、人間関係の微妙な変化なども予想されます。
このような状況を受け入れられるのか、将来にわたって後悔しないよう慎重に検討しましょう。
「冷ややかな目線に耐えられそうにない」「評価に影響するのは困る」という場合は退職したほうが良いです。
退職の撤回に関するよくある質問3つ
退職の撤回に関するよくある質問を紹介します。
Q1.退職の撤回はよくある話なの?
退職の撤回はメジャーな話ではありません。
SNSで口コミを探すと「やっぱり辞めたくない」という人はいますが、実際に退職を撤回しているのは少ないです。
仕事が辛い…思わず休んでしまった…でも、戻ってきて、みんないい人ばかりで、やっぱり辞めたくない…でも業務量が致命的で、どんなにいい仲間が居ても体が悲鳴をあげている…なんで人間関係だけ大当たりだったんだよ…ほんとに…嫌な人ばっかりなら良かったのに…
— 袖けだま (@kedama_real) December 21, 2023
事務長がお菓子くれた
優しい人が多いからやっぱり辞めたくないなぁという気持ちが出てくる— ゆき🌱返済中 (@t7d_il) October 25, 2023
退職の撤回はレアケースなので、実際に伝えると驚かれる可能性もあります。
Q2.退職の撤回はいつまでに伝えれば良いの?
退職を撤回する場合は早いほうが良いです。
ちゅうちょしている間に、退職の撤回が間に合わなくなる可能性もあります。
「やっぱり辞めたくない」という気持ちが強い場合は、次の出社日に伝えましょう。
Q3.退職を撤回した場合はお詫びの品を用意したほうが良いの?
必ずしも退職を撤回するときにお詫びの品は必要ありません。
退職を撤回するかどうかは会社が決めることであり、承諾した場合は必要だと思われているからです。
今の会社で貢献すれば、それで十分だといえます。
まとめ.やっぱり辞めたくないと退職を撤回する場合は覚悟が必要!
本記事の要点
- 退職を撤回するのは法律的に問題ない
- 退職を撤回すれば仕事を覚え直したり、人間関係をイチから構築したりせずに済む
- ただし、退職を撤回するとマイナスの印象を持たれやすい
- 退職を撤回するか悩む場合は「なぜ辞めたいと感じたのか」を思い出そう
退職の撤回は基本的に可能です。
正式に退職が決まっていなければ、上司に伝えることで撤回できます。
退職を撤回すれば今までどおりに働けるので楽です。
一方で、恥ずかしい思いをしたり、昇進に影響したりします。
撤回を決断するときは、さまざまなデメリットをすべて受け入れなければいけません。
「やっぱり辞めたくない」と思ったときは、本当に辞めても良いか考えることが大切です。
「今の職場の何が良いのか」「何が嫌で辞めたいと思ったのか」を考え直しましょう。
現在や退職後のキャリアに悩む方へ
「退職後に何をすべきか迷っている」
「自分に合っている仕事がわからない」という人にはポジウィルがおすすめです。
ポジウィルでは自己分析や企業分析、自己認知を通してキャリアを作っていきます。
トレーニングを通して、自分が本当に望むキャリアを見いだせるのが魅力です。
- 自分が本当にやりたいことを探している
- 自己分析が上手にできない
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