・稼げるジャンルにこだわらない方が良いって本当なの?
・Webライターは何を基準にして仕事を選べば良いのか知りたい!
本記事ではこのような悩みを解決できます。
本記事の要点
- 稼げるジャンルは儲かりやすいけど詳しくないと執筆が難しい
- 初心者は稼げるジャンルではなく得意分野で勝負した方が良い
- ライティングに慣れてきたら執筆ジャンルを増やしていくのもおすすめ
- Webライターで稼ぐならスキルの習得も必須
本記事の執筆者
さっこー(@sakko1878)
「Webライターの仕事に稼ぎやすいジャンルがあるって本当なの?」とお悩みの方へ。
実はWebライターには稼げるジャンルというものが存在します。
稼げるジャンルをメインに仕事を引き受ければ、効率的に稼ぐことも可能です。
しかし私の経験上、稼げるジャンルにとらわれすぎると稼げません。
この記事ではWebライターの稼げるジャンルや、案件を単価だけで選ぶ必要がない7つの理由を紹介しています。
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Webライター歴2年で発見した稼げるジャンル12選
私はWebライターを始めて3年目に突入しましたが、その経験から発見した2022年現在の稼ぎやすいジャンルは以下の通りです。
- 美容・脱毛
- ダイエット
- 金融
- IT関係
- 不動産
- 医療
- BtoB
- 保険
- 暗号資産
- スマホ・キャリア
- 恋愛・マッチングアプリ
- 健康
上記の案件は専門的な知識が求められるので、基本的に1文字1円を超えています。
中には1文字2円以上の仕事もあるので、安定して仕事を取れれば月50万円以上稼ぐことも可能です。
なぜ美容や医療などのジャンルが稼ぎやすいのかというと、以下の特徴に該当しているからです。
- 業界全体が潤っている
- 多くの人がそのジャンルに興味・悩みを持っている
- 今後も需要が尽きない
たとえば、ダイエットジャンルは多くの人が悩みを持っていますよね?
「どうすれば痩せられるのだろう」「ダイエットに最適な方法を知りたい」など悩みが尽きません。
Webライターは読者の悩みに対して、記事でアンサーを示す仕事です。
悩みが尽きないジャンルは需要がなくならないので、極めれば仕事に困ることもありません。
このようにWebライターは稼ぎやすいジャンルは存在します。
稼げるジャンル12選の仕事をメインに取った方が、Webライターとして安定するのも事実です。
しかし、あまり単価の高いジャンルにこだわるのはよくありません。
Webライターの稼げるジャンルにこだわる必要がない7つの理由
以下の理由からWebライターの稼げるジャンルにこだわる必要はありません。
稼げるジャンルを無視しても良い理由
- 興味のないジャンルは知識不足で書きづらい
- 知識がないジャンルの執筆はやる気が失せる
- 稼げるジャンルはライバルが増える
- 体験談だとジャンルを問わず単価が上がりやすい
- スキルがあれば基本的にどのジャンルでも稼げる
- 単価を決めるのはクライアントの資金力による
- 最初は低単価でも交渉次第で上げられる
正直、稼げるジャンルにこだわらなくても、案件選びのコツさえ知っていればある程度稼げます。
実際にWebライター3年目の私は、美容やダイエットなどの稼げるジャンルはほとんど手を出していません。
それでもWebライター2年目の年収は300万円に達しています。
ではなぜ、稼ぎやすいジャンルにこだわる必要がないのか、7つの理由を詳しく紹介していきますね。
理由1.興味のないジャンルは知識不足で書きづらい
稼げるジャンルはわりの良い仕事であることが多いですが、事前知識がないと書きづらいです。
そもそもWebライターの仕事は以下のように進めていきます。
- クライアントから記事のテーマをもらう
- テーマについてネットや本で調べる
- 調べた内容をもとに記事へ落とし込んでいく
Webライターの仕事は情報を集めてから執筆に入るのが一般的な流れです。
しかし、その分野に関する知識がないとリサーチに時間がかかります。
たとえばFXに詳しくない人だと、FXの仕組みやレバレッジのような専門用語など基礎的なことから調べなければいけません。
リサーチに莫大な時間がかかると執筆も遅れてしまいます。
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Webライターの単価はスピードも関係するので、執筆に時間がかかるとせっかくの高単価案件も意味がありません。
- 単価(時給)=執筆速度÷文字単価×文字数
仮に2,000文字執筆する案件を2つのケースで見てみましょう。
文字数 | 文字単価 | 作業時間 | 報酬 |
2,000円 | 1文字1円 | 2時間 | 1,000円 |
2,000円 | 1文字2円 | 4時間 | 1,000円 |
このように文字単価が高くても、作業時間が2倍もかかるとまったく意味がありません。
そのため興味のない稼げるジャンルにこだわる必要がないのです。
理由2.知識がないジャンルの執筆はやる気が失せる
知識のないジャンルはリサーチに時間がかかるだけでなく、モチベーションも下がってきます。
たとえばIT系の記事は専門用語のオンパレードです。
まったくITの知識がないと、おそらく何を言っているのか理解できません。
記事の内容を理解するためにITの基礎を学ぶ手間が発生するので、正直だるいですよね?
専門外のジャンルは勉強から始まるので挫折する可能性が高いです。
一方で知識があるジャンルだと、基礎的な知識がある状態からスタートできます。
執筆までのひと手間がなくなるので、モチベーションが低下しづらいです。
理由3.稼げるジャンルはライバルが増える
美容やダイエットのような比較的書きやすい稼げるジャンルは、ひとつの案件に応募者が殺到します。
実際にWebライターの仕事を募集しているクラウドワークスで調査した結果が以下の通りです。
こちらの案件は美容・ダイエット関連の募集で、1文字10円というかなりの高単価案件です。
単価が高いので応募者が殺到し、募集人数1人に対して32人も応募しています。
初心者Webライターが32人の中から採用されるのは至難の業です。
もちろんスキルや実績、そのジャンルに対する知識があればライバルたちに勝てます。
しかし、今からそのジャンルを勉強しようとしている初心者にとっては厳しいです。
初心者は稼げるジャンルにこだわると、そもそも採用されない可能性があるので気を付けましょう。
理由4.体験談だとジャンルを問わず単価が上がりやすい
冒頭で稼ぎやすいジャンルを12種類紹介しましたが、体験談はジャンルを問わず単価が上がりやすいです。
クラウドワークスをのぞいて見ると以下の案件が掲載されていました。
子育て系の記事は平均すると1文字1円程度であることが多いです。
そんな中、体験談の案件だと1文字1.2円まで上がっています。
なぜ体験談の記事単価が上がりやすいのかというと、記事の価値が高いからです。
昨今では、体験談が含まれるオリジナリティの高い記事がネットで評価されます。
そこで通常より単価を上げて、体験談込みの質が高い記事を書いてもらおうとしているわけです。
体験談系の記事は稼げるだけでなく、アピールの仕方次第で採用率アップにもつながります。
応募する際には、そのテーマについてどういった体験があるのかアピールしまくりましょう。
理由5.スキルがあれば基本的にどのジャンルでも稼げる
Webライターには一応稼ぎやすいジャンルが存在しますが、専門性さえ持っていれば基本的にジャンルを問わず稼げます。
たとえば、芸能や映画・漫画の感想などのエンタメ系記事は全体的に単価が安いです。
エンタメは書ける人が多いので単価も下がり、1文字1円未満で募集される傾向にあります。
しかし私は、漫画やドラマの感想記事で1文字1.2円の仕事を獲得できました。
ほかにも私は以下のジャンルにおいて高単価で仕事を請け負った経験があります。
ジャンル | 1文字単価 |
ドッグフード | 2円 |
ペット | 2円 |
障害者向け記事 | 1.5円 |
家事代行 | 1.5円 |
転職 | 1.5円 |
オンラインカジノ | 1.5円 |
有名人の紹介記事 | 1.2円 |
映画・漫画の感想 | 1.2円 |
VODサービス | 1.2円 |
このようにスキルが身に付くとジャンルを問わずに稼げるようになります。
もちろん稼げるジャンルで勝負した方が単価は良いですが、無理して稼げるジャンルに挑戦する必要はありません。
理由6.単価を決めるのはクライアントの資金力による
意外と見落としがちですが、最終的に単価を決めるのはクライアントです。
クライアントに資金力があれば、ジャンルを問わずに単価は上がります。
逆に資金力のないクライアントは、ITや美容などの稼げるジャンルでも単価が上がりません。
理由7.最初は低単価でも交渉次第で上げられる
Webライターの単価は継続していると上げることもできます。
クライアントとしても働きやすいライターとは、単価を上げてでも継続してもらいたいものです。
そのため「少しくらいなら単価を上げても良いかな」と考えてくれます。
仮に最初の単価が1文字1円でも、継続すれば1.5円に引き上げることが可能です。
いきなり高単価を狙うのではなく、付き合いを継続して徐々に単価を上げるのもWebライターで稼ぐコツですよ。
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本当に稼ぐために確認すべきWebライター案件の選び方
Webライターの案件は必ずしも稼げるジャンルで勝負する必要がないと紹介しましたが、以下のポイントはチェックすべきです。
案件選びのポイント
- 自分の得意分野かどうか
- 現在の力量で行えるか
- 激安案件に手を出さない
- 業界全体の成長が期待できる
- クライアントの質が良い
では5つのチェックポイントを詳しく解説していきますね。
チェックポイント1.自分の得意分野かどうか
執筆するにあたって、その仕事に詳しいかどうかは非常に重要です。
ご紹介したように、苦手分野だとリサーチに莫大な時間がかかってしまって、単価が高くても稼げません。
一方で多少単価が安くても、リサーチの時間を節約できると効率的に稼げます。
特に初心者は詳しいテーマでなければ書きづらいので、まずは自分の得意分野から攻めていきましょう。
自分が書けるテーマでライティングに慣れ、経験を重ねるに連れて徐々に書けるジャンルを拡大していくのが理想です。
最終的に引き受けるジャンルを少数に絞り、そのジャンルをメインに高単価案件を狙うと稼げるWebライターに成長できますよ。
チェックポイント2.現在の力量で行えるか
得意ジャンルかどうかに合わせて、現在の力量でこなせるかどうかチェックすることも大切です。
ひと言にWebライターといっても仕事は多岐に渡ります。
- 執筆
- タイトル決め
- 構成づくり
- 画像挿入
- 装飾
- WordPressを使った入稿
Webライターには上記の作業がありますが、案件によって作業範囲は異なります。
執筆だけで良いこともあれば、WordPressを使って入稿してくださいということもあります。
WordPressとは
2003年に開発が始まったブログ投稿管理システム。
執筆した記事をネットへアップロードする際に使う。
案件によって作業範囲が異なるので、現在の自分で行える作業かどうかチェックしておきましょう。
チェックポイント3.激安案件に手を出さない
得意分野の中でも手を出してはいけないのが、単価が激安な案件です。
激安案件は1文字0.3円未満で外注し、ライターを搾取してきます。
たとえば激安案件の中には、「Webライターで稼ぐノウハウを教える代わりに1文字0.1円でお願いします」という案件が多いです。
一見すると経験者からノウハウを教えてもらえるので、お得な気がしますよね?
しかし、1文字0.1円という激安単価で働く必要はまったくありません。
そのうえ、本当に稼げるスキルを学べる保証もないのでリスク満載です。
このように案件の中には初心者を狙った悪質案件が潜んでいます。
悪質案件に遭遇すると何のメリットもないので避けましょう。
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ちなみに初心者は実績に応じて、以下のイメージで単価を上げていくのがおすすめです。
- 実績10未満:1文字0.3~0.5円
- 実績10~30未満:1文字0.5~1.0円未満
- 実績30以上:1.0円以上
もし自分が書けると思った記事は、単価が1円を超えていても応募しましょう。
初心者でも自分の魅力をアピールすると、採用される可能性は十分にあります。
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チェックポイント4.業界全体の成長が期待できる
専門的に極める執筆ジャンルを決める場合は、業界全体の成長具合を見て選ぶのも重要です。
これからも成長が期待できる業界は仕事が減らないので、安定して稼げます。
たとえばITや美容系は悩みが尽きないので、今後も安定して仕事があるジャンルです。
逆に結婚業界やパチンコなどの業界は徐々に成長率が下がっています。
成長見込みがない業界は、Webライターの仕事も減ります。
成長が期待できない業界を極めても仕事がなくなるので、またイチから専門性を高めなければいけません。
専門性を再度身に付けるのは時間がかかります。
無駄なく稼ぐためにも、稼ぐジャンルを絞る際はその業界の成長具合も調べておきましょう。
チェックポイント5.クライアントの質が良い
Webライターの案件選定で意外と重要になってくるのがクライアントの質です。
質の高い依頼人とマッチングできると稼げる金額も変わってきます。
たとえば以下の特徴に当てはまるクライアントは質が高いです。
- 返信が早い(原則24時間以内)
- 連絡に遅れたときに一言謝罪してくれる
- フィードバックが納得できる
- 仕事を定期的に回してもらえる
- 仕事がひと段落しても別件を紹介してくれる
- こちらから伝えずとも単価を上げてくれる
中でも単価アップを提案してくれるクライアントは貴重です。
たいていのクライアントはこちらから単価交渉しないと単価を上げてくれません。
Webライターが案件選定以外に覚えるべき3つのスキル
Webライターで稼ぐためには案件を見極める力も大切ですが、それ以外に以下のスキルも求められます。
Webライターが覚えるべきスキル
- ライティングスキル
- SEO
- WordPressの操作
上記の3つのスキルがあれば単価は上がります。
具体的に言うと1文字1円は余裕なレベルです。
続いてWebライターが身に付けるべきスキルを解説していきますね。
スキル1.ライティングスキル
Webライターにもっとも必要なのがライティングスキルです。
ライターは文章を書くことが仕事なので、ライティングスキルがないと仕事できません。
ライティングスキルは仕事していくうちに身に付きますが、ある程度のスキルは前もって覚えた方が良いです。
スキルのある状態でスタートすると、最初から高単価案件を狙うこともできます。
なるべく早く稼げるようになりたい場合は、正しいライティングスキルを覚えながら作業するのがおすすめです。
スキル2.SEO
Webライターにとってライティングスキルの次に重要なのがSEOです。
SEOとは
検索エンジン最適化のこと。
わかりやすくいうと、記事を検索上位に上げるための施策。
SEOは記事を検索上位に上げるために必要なスキルです。
検索上位とは
Googleのような検索エンジンを使って特定のキーワードで検索したときに、自分の記事が上位に表示されること。
検索上位の記事は読者が訪れやすいので収益が発生しやすいです。
「検索上位の記事=稼げる記事」と言うこともできます。
クライアントとしても、検索上位に上げられる力のあるライターはほしいです。
そのためライターはSEOを身に付けなければステップアップできません。
SEOと聞くと複雑に感じますが、覚えるべきことは意外とシンプルです。
初心者でも問題なく理解できるスキルなので、ライティングスキルと合わせて習得しましょう。
スキル3.WordPressの操作
WordPressの操作スキルもWebライターで稼ぎたいなら持っていた方が良いです。
Webライターの仕事を見ると「WordPressの操作ができる人に限る」という案件が一定数あります。
言い換えるとWordPressの操作ができない人は、受注できる仕事が限られるので稼ぎづらいです。
WordPressはWindowsのWordソフトと似たような機能なので、比較的簡単に覚えられます。
しかも自分専用のWordPressを持つとブログ運営を始めることも可能です。
ブログで成功すると、Webライターとは別の収入源を確保できます。
ブログとWebライターを両立すると生活が安定するのでおすすめですよ。
WordPressでブログ運営を始めたい人は「【超初心者向け】WordPressの始め方」を参考にしてくださいね。
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まとめ.Webライターは稼げるジャンルではなく得意分野で勝負しよう!
Webライターが稼げるジャンルにこだわる必要がない理由や、正しい案件選定方法を紹介してきました。
本記事のまとめ
- 稼げるジャンルは儲かりやすいけど詳しくないと執筆が難しい
- 初心者は稼げるジャンルではなく得意分野で勝負した方が良い
- ライティングに慣れてきたら執筆ジャンルを増やしていくのもおすすめ
- Webライターで稼ぐならスキルの習得も必須
Webライターには美容やITなどの稼ぎやすいジャンルが存在します。
稼ぎやすいジャンルにある程度詳しいのであれば、挑戦するのも良いでしょう。
しかし、稼げるジャンルの知識がないとリサーチに莫大な時間がかかるのでおすすめしません。
一般的に稼げると言われているジャンルに詳しくない場合は、自分が得意とするジャンルで勝負しましょう。
得意ジャンルならリサーチが最小限で済むのでスムーズに執筆できます。
まずは得意分野でライティング業務に慣れて、余裕が出てきたら少しずつ執筆分野を拡大していくのが理想です。
執筆できるジャンルが増えると、Webライターの収入も安定してきますよ。
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