人手不足の会社を退職するのは無責任ではない！すべて会社が悪い

本記事ではこのような悩みを解決できます。

 

本記事の執筆者

さっこー（＠sakko1878）

 

まじめな人ほど「会社を辞めたいけど人手不足だから無責任かな？」と考えがちです。

しかし、人手不足は会社が悪いので無責任に思う必要はありません。

 

なぜ人手不足の会社を辞めても無責任に思う必要がないのか紹介していきます。

無責任に思われない退職の流れや最短即日退職の方法も紹介しているので確認してみましょう。

 

 

人手不足の会社を退職するのは無責任ではない理由5つ

人手不足の会社を退職するのが無責任ではない理由は以下のとおりです。

それぞれの理由を順番に見ていきますね。

 

理由1.人手不足は会社に原因がある

人手不足が起きているのは基本的に会社が悪いです。

 

たとえば、働きづらい条件や給与の低さ、人間関係の悪化、残業の多さなど企業側に根本的な問題があることが多々あります。

 

企業が働き手を確保するためには、給与の見直しや労働環境の改善など、従業員が働きやすい条件を整えることが必須です。

さまざまな問題を抱えているにもかかわらず対処していないために、人手不足は起きています。

従業員に責任はないため、辞めたいと思ったところで責められるいわれはありません。

 

理由2.従業員が1人辞めても影響は大きくない

個々の従業員が会社を退職することで業務に深刻な支障をきたすことは稀です。

 

たしかに、会社では一人ひとりの社員が大切な役割を持っています。

しかし、多くの企業ではその社員が不在になった場合の対処法が定められているものです。

また、適切な引き継ぎをおこなえば、業務が停滞することもありません。

 

誰かが辞めたとしても被害が出ないように、すぐに業務の再配置がおこなわれるのが基本です。

従業員1人が辞めたところで影響は大きくないため、余計に責任を感じる必要はありません。

 

理由3.自分が辞めても新しい人が入る

会社では誰かが辞めると新しく人を雇うことが多いです。

人手不足の会社は常に人材を募集しています。

自分が辞めても、すぐに新しい人が入社する可能性が高いです。

 

そのうえ、自分の代わりはいくらでもいます。

よほど社内で重要な仕事をしていない限り、替えは利くものです。

「自分が辞めたら会社に影響が出るかも」というのは考えすぎだともいえます。

 

理由4.会社が従業員の自由を奪う権利はない

会社は従業員が退職したいという意思を尊重しなければなりません。

憲法第22条第1項にも「何人も、就職、転職、職業選択の自由を奪はれない」と定めています。

 

退職の決断には固い意志があるため、ただの「無責任」と退職を否定するのはありえません。

 

理由5.ただ単に引き止め文句として使っている

「人手不足の今辞めるなんて無責任だ」という人もいますが、引き止め文句として使っていることもあります。

 

上司に辞めたいことを伝えて「辞めるなんて無責任だ」と言われると考え直してしまいますよね。

「自分が辞めるとほかの人にも迷惑がかかる」「今辞めなくても良いかな」と考えがちです。

 

会社の退職は無責任だという言葉にうなずいてしまうと、会社の思うつぼです。

仮に退職が無責任であるとするなら、その状況を生んだ会社に責任があります。

 

人手不足の会社を退職しないと起こりうるリスク5つ

人手不足の会社は今のうちに退職しないと以下のリスクがあります。

5つのリスクを詳しく紹介します。

 

リスク1.人手不足による退職が連鎖して余計に辞めづらくなる

人手不足の会社は負担が大きいため、辞めたいと感じる人が多いです。

次々に人が辞めると「自分も辞めたいけどこのタイミングだと言いづらい」と感じてしまいます。

 

退職は先延ばしにすると、どんどん辞めづらくなるのが特徴です。

辞めたいと思った今のうちに行動しましょう。

 

リスク2.辞めた人のしわ寄せがくる

ひとりが退社すると、残された従業員にその分の業務が振り分けられるケースが多いです。

 

本来、従業員が抜けると新しく人を雇います。

しかし、企業によっては人件費を削減するために新しく人を雇いません。

新しい人が雇われないと、辞めた人の業務が自分に降りかかります。

 

そのうえ、仕事量が増えたからといって給料が上がるわけでもありません。

単純に仕事量が増えるだけなので、モチベーションの維持も難しいです。

 

リスク3.疲労やストレスで体調を崩す

職場の人手不足が続くと、従業員は常に多くの業務を抱えることになり、ストレスと疲労が積み重なります。

体調を崩しやすくなり、長期間にわたって職場を休む可能性もあります。

 

健康被害が発生すれば、将来の可能性が潰れます。

やりたいことができなくなる可能性もあるため、辞めたい場合は早めに行動することが大切です。

 

 

リスク4.人手不足が原因で崩壊に巻き込まれる

人手不足の会社は業務が滞ったり、品質が低下したりするなどの問題が発生しやすくなります。

その結果、顧客や取引先からの信頼を失い、会社が崩壊に追い込まれるリスクが高まります。

 

会社が崩壊した場合、従業員は失業します。

また、会社に多額の債務がある場合は、従業員の給与や退職を受け取れません。

 

人手不足の会社は崩壊のリスクが高まるため、巻き込まれないうちに退職すべきです。

 

リスク5.成長の機会を逃す

人手不足により仕事量が増えると自分のために時間を割けません。

たとえば、新たなスキルを習得するのが難しく、現状維持になりがちです。

スキルを上げなければキャリアアップのチャンスが減少します。

 

さらに、スキルが低いまま年齢を重ねると転職のときに困りやすいです。

「興味がある仕事が募集されているのにスキルが足りなくて応募できない」とならないためにも、今のうちにスキルを高めましょう。

今の会社でスキルアップするのが難しい場合は退職も視野に入れるべきです。

 

 

【無責任に思われない】人手不足の会社を退職するときの手順

人手不足の会社を無責任と思われずに退職する手順は以下のとおりです。

具体的な流れを見ていきましょう。

 

流れ1.今すぐ退職したいことを伝える

退職を考えたとき、迅速に退職の意思を伝えることが大切です。

まずは辞めたい意志を見せないと先に進めません。

 

また、人手不足の会社では退職者が増えると、業務に支障が生じる可能性があります。

実際に辞めるまで時間がかかるケースもあるため、少しでも早めに退職を伝えるのがおすすめです。

 

 

流れ2.退職時期を相談する

退職が決まったら退職日を相談しながら決めましょう。

 

労働基準法では2週間前までに退職の意向を伝えれば辞められます。

最短2週間後に辞められますが、期間が短すぎるので反対されやすいです。

一般的には1か月～2か月後が退職日とされます。

 

また、有給が残っている場合は消化スケジュールも相談しましょう。

有給は利用する権利があるため、人手不足だからといって悪く思う必要はありません。

 

流れ3.退職届を提出する

退職が正式に決まったら退職届を早めに提出しましょう。

退職届は労働基準法で定められた書類であり、退職の意思を会社に伝えるために必要です。

会社側が提出は不要だといっても、証拠を残すために提出しましょう。

 

退職届は会社が求める形式に従うのが基本です。

必要事項を漏れなく記載して提出しましょう。

 

会社に退職届の形式がない場合は「退職届の封筒と用紙の書き方と封入方法」を参考に書けば問題ありません。

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退職届の封筒と用紙はコンビニや100均で買える？どこに売ってるのか徹底解説！

 

流れ4.退職日までに引き継ぎを進める

退職が決まったら徐々に引き継ぎを進めましょう。

しっかり引き継ぎしておけば辞めても無責任だと思われません。

 

引き継ぎのときは以下の点がポイントです。

 

引き継ぎの対象業務を洗い出すことで、範囲を明確にできます。

また、引継資料を作成すれば、後任者が業務を理解しやすいです。

 

引き継ぎは2週間ほどもあれば十分ですが、複雑な業務だと時間がかかります。

退職日間近になって焦らないよう早めに始めるのがおすすめです。

 

流れ5.最終勤務日までに整理整頓を終える

引き継ぎを進めると同時に、少しずつ整理整頓も進めましょう。

最終勤務日には初出勤日と同じ状態にするのが理想です。

 

具体的には以下の範囲を整理整頓しましょう。

 

パソコンやスマホを使っている場合は、データを整理整頓することも忘れてはいけません。

また、会社に持ち込んだ私物は持ち帰りましょう。

どうすれば良いかわからない物は会社に相談すればOKです。

 

 

人手不足の会社を辞めるときの注意点3つ

人手不足の会社を辞めるときは以下のことに気を付けましょう。

3つの注意点を詳しく紹介します。

 

注意点1.人手不足を理由に退職日を先延ばしにされることがある

人手不足の会社はすぐ退職できない可能性があります。

 

辞めさせないためにあの手この手で退職日を先延ばしにしてきます。

 

辞めたい会社に長居するメリットは基本的にありません。

1か月～2か月後であれば常識の範囲内ですが、それ以上は長すぎます。

退職日は相談して決めるものなので、会社の言うことを一方的に受け入れる必要はありません。

 

 

注意点2.退職日まで気まずい思いをする可能性がある

退職が決まった後、実際の退職日まで気まずい空気になることがあります。

特に人手不足の会社では、残された社員や上司から嫌がらせを受けることも少なくありません。

 

悪質な人が集まっている会社だと嫌がらせを受ける可能性が高いです。

嫌がらせを受けても逃れるのは難しく、退職日まで我慢しなければいけません。

 

明らかに違法な扱いを受けている場合は弁護士の退職代行サービス「みやび」に相談しましょう。

みやびなら法的に対処してもらえ、退職代行サービスも同時に利用できます。

＼弁護士が味方に付く／

弁護士法人みやびHP

 

注意点3.退職を許してもらえない可能性もある

人手不足が深刻な企業においては、正当な理由があっても退職を拒否されることがあります。

 

こちらのことを思って説得しているように見えますが、すべては辞めさせないためです。

引き止めに応じてしまうと辞められません。

本気で辞めたいなら引き止めはすべて断りましょう。

 

人手不足の会社を辞めづらいときは退職代行がおすすめ

「人手不足だから辞めたいと言いにくい」

「仕事量が多すぎて今すぐにでも辞めたい」という場合は、退職代行を利用しましょう。

 

退職代行なら業者が退職の交渉を代行してくれます。

自分で辞めたいと伝える必要がなく、会社からの引き止めにもあいません。

 

さらに、サービスによっては最短即日で辞められます。

今すぐ連絡すれば、もう次の出勤日にはつらい思いをする必要がありません。

 

人手不足の会社で働く人におすすめの退職代行サービス

※上下左右にスクロール可能

 

代行費用を後払いにしたいなら「辞めるんです」、料金の安さで選ぶなら「SARABA」がおすすめです。

パワハラを訴えたい場合や弁護士を味方に付けたい場合は「弁護士法人みやび」が向いています。

 

なお「社会保険給付金アシスト」だと無料で退職代行を受けることもできます。

 

社会保険給付金アシストは傷病手当金と失業保険の申請と手続きをサポートしてくれるサービスです。

傷病手当金と失業保険を受給すると、最大28か月間で総額数十万円から数百万円を受け取れます。

 

社会保険給付金アシストは退職代行業者ではありませんが、利用者は無料で退職代行サービスを受けられます。

「退職代行をお得に依頼したい」「退職後の金銭面が不安」という人は社会保険給付金アシストに無料相談しましょう。

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社会保険給付金アシストは怪しい？口コミやメリット、デメリットを紹介！

 

人手不足の会社に関するよくある質問3つ

人手不足の会社に関するよくある質問を紹介します。

 

Q1.働いていれば人手不足は解消されるの？

人手不足が解消されるかどうかはその会社次第です。

積極的に新人を応募していれば、いずれ人手不足は解消されるでしょう。

 

しかし、会社に新人を雇う意志がない場合は人手不足のままです。

人手不足の会社は業務量が多すぎて大変なので、早めに退職を決断しましょう。

 

Q2.退職するときに無責任と言われたときはどうすべきなの？

「退職するときに無責任と言われた」と言われても気にする必要はありません。

辞めたい理由をしっかり伝えれば納得してくれます。

 

悪質な上司や頑固な上司の場合は「すみませんでした」と退職を撤回して、あとは退職代行サービスに丸投げするのもありです。

辞めさせてくれない上司に個人で対処するのは骨が折れます。

退職代行サービスなら面倒な上司の相手をせずに辞められます。

 

Q3.「人手不足でざまあみろ」と思うことは悪いことですか？

「人手不足でざまあみろ」と思うのは自然なことです。

人手不足の会社で働いている側にとっては負担が多すぎます。

業務量に応じた給料をもらえないのであれば、会社への不満もたまりやすいです。

 

ただ「ざまあみろ」と思ったところで何も起こりません。

ストレスが軽く発散されるくらいで、人手不足の会社で働く事実は同じです。

 

会社への不満が大きい場合は退職したほうが良いでしょう。

 

まとめ.人手不足は会社が悪いから退職が無責任だと思う必要はない！

 

人手不足は往々にして企業側の問題です。

従業員が退職することは個人の意思に基づく合法的な選択なので、無責任といわれる筋合いはありません。

 

仕事に関わる責任感は大切ですが、個人の健康や将来への負担が過重になる状況では、退職もひとつの方法です。

退職のときは丁寧に引き継ぎしておけば迷惑が最小限になるので、無責任だと思われる可能性は減ります。

 

ただ、すでに限界を迎えていたり、なかなか辞めさせてくれなかったりする場合は自分のことを優先しましょう。

会社に人生をささげる必要はないため、退職代行サービスを利用して今すぐ逃げましょう。

 

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